ローソン「サラダチキンスティック(バジル)」
ローソン「サラダチキンスティック(バジル)」
※プレーン味もあります。
<名称>食肉製品(サラダチキン・バジル)
<原材料名>鶏肉、食塩、オリーブオイル、粉末卵白、チキンエキス、バジル、白胡椒/加工でん粉、pH調整剤、トレハロース、リン酸塩(Na)、調味料(アミノ酸等)、グリシン、酸化防止剤(ビタミンC)、香料、(一部に卵、鶏肉を含む)
<内容量>60g
<栄養成分表>1袋当たり
エネルギー:65kcal
たんぱく質:12.7g
脂質:1.3g
炭水化物:0.9g
ー糖質:0.4g
ー食物繊維:0.5g
食塩相当量:0.9g
<値段>本体価格128円(税込138円)※2019年5月時点(税率8%)
サラダチキンブームが到来してもう久しく、コンビニ各社でも様々な商品がラインナップされていますが、個人的にはこちらの商品がお気に入りです。
一言で言うとサラダチキンのスティック版のような感じです。形状はソーセージっぽいですが、豚肉・豚脂肪等が使用されている訳ではなくサラダチキンです。
個人的にはお気に入りな理由は、主に下記3点です。
①そんなに高くない・コスパが良い
この商品は税込138円(税率8%)です。
一般的なサラダチキンは200円以上する商品が多く、300円近くするものも少なくありません。単独だとそこまで高くは感じないかもしれませんが、サラダやおにぎり/パン、飲み物など色々合わせて買うと、外食くらいの値段になることもしばしばです。少しでも安いに越したことはありませんね。
通常のサラダチキンはほど量は要らないけれど、(最近売られ始めた)ミニサイズのサラダチキンは逆に小さすぎるかも...と感じる方には特におすすめです。
ちなみにローソンのミニサラダチキン(ささみ)は35gで税込140円です。
(サラダチキンスティックは60gで税込138円)
ミニサラダチキン レモン|ローソン公式サイト
②発色剤不使用
サラダチキンのラインナップは選ぶのに困るほど多岐に渡りますが、発色剤を使用している商品が結構多いです。発色剤不使用の商品を選ぼうと思うとさほど選択肢は多くありません。(気にするかどうかは人それぞれですが...)
②食べやすい(普通のサラダチキンと比べて)
スティック状なので、そのままかぶりつきやすいと思います。
※但し中に水分が含まれているため、袋を開ける時や取り出す際は注意が必要です。油断すると液体が飛んできます(^^;
なお、ローソンはPayPay、LINEPay、メルペイなど各種QRコード決済等も使用出来るので、上手に使えばよりお得に購入出来ます。
キャンドゥ「おからパウダー」
キャンドゥ「おからパウダー」
<名称>乾燥おから
<原材料名>大豆(遺伝子組み換えでない)
※本製品工場では卵、乳、小麦、そば、落花生、いか、くるみ、大豆、バナナ、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、ごま、さけ、りんご、ゼラチンを含む製品を製造しています。
<内容量>100g
<栄養成分表>1袋(100g)当たり
エネルギー:317kcal
たんぱく質:22.1g
脂質:11.6g
炭水化物:56.3g
ー糖質:5.7g
ー食物繊維:50.6g
食塩相当量:0.04g
加工者:株式会社アルム
販売者:株式会社キャンドゥ
<値段>税抜100円 ※2019年5月時点
最近はおからパウダーがブームなのでしょうか?スーパーに行くとたくさんの種類のおからパウダーが並んでおり、選べなくて逆に購入出来ませんでした...。
その翌日にたまたま100均(キャンドゥ)に行った所、なんとおからパウダーを発見!スーパーでの最安(160円くらい?)より断然安く、量も100g入っていて十分に感じたので迷わず購入しました。
おからパウダーの良し悪しは分かりませんが、この商品で私は十分満足でした。(むしろかつて購入した他社製品より良いように感じました。)
販売者がキャンドゥになっているので、キャンドゥ系列の100均であれば置いてある可能性は高いと思います。おからパウダーに特別こだわりのない方でしたら、こちらの商品がお勧めです。
ちなみに、こちらのメーカーさんが他にどんな商品を作っているのか気になりHPを調べてみましたが、現在改修中でした...
http://www.arum.ne.jp/
TOPVALU「砂糖不使用 チョコレート ビター カカオ 70」
TOPVALU「砂糖不使用 チョコレート ビター カカオ 70」
<名称>チョコレート
<原材料名>カカオマス、マルチトール、ココアパウダー/乳化剤、光沢剤、増粘剤(アラビアガム)、(一部に乳成分・大豆を含む)
<内容量>36g
<栄養成分表>1袋(36g)当たり
エネルギー:196kcal
たんぱく質:3.8g
脂質:13.1g
炭水化物:17.9g
ー糖質:13.6g
ー糖類:0g
ー食物繊維:4.3g
食塩相当量:0.005g
<値段>本体価格98円(税込106円)※2019年3月時点
※「乳、大豆」の成分を含んだ原材料を使用しています。同じ生産工程で「卵、ゼラチン」を含んだ食品を扱っています。
※マルチトール(とうもろこし):遺伝子組み換えではありません。
TOPVALUでこちらの砂糖不使用・カカオ70%チョコレートをたまたま見かけたのですが、非常にコスパの良い商品だと感じで思わずまとめ買いをしてしまいました。
ざっと商品の特徴を羅列すると、
①砂糖不使用・人工甘味料不使用
こちらの商品は砂糖の代わりにマルチトールで甘みを付けています。砂糖不使用の商品はコンビニ等でも良く見かけるようになりましたが、人工甘味料(アスパルテーム・アセスルファムK・スクラロース等)を使用している商品も少なからずあります。(気にするかどうかは人それぞれだと思います。)
※マルチトール:甘味料として使用される糖アルコールのひとつで、還元麦芽糖とも呼ばれる。砂糖の80〜90%の甘味を持つ言われる。1gあたり2kcalで計算される。
参考→マルチトール - 健康用語WEB事典
②植物油脂不使用
マルチトールを使用した砂糖不使用の商品は他にもありますが、比較的安価な価格帯のものは植物油脂が使われていることが多いと思います。(チョコレート全般に言える事ですが、日本のチョコレートは植物油脂を使用しているチョコレートが非常に多いですよね...)
③カカオ70%
最近はハイカカオチョコレートのラインナップが増えてきていますが、カカオ70%以上かつ砂糖不使用のチョコレートは比較的少ないと思います。
④値段が安い
こちらの商品は、本体価格98円です。砂糖不使用のチョコレートはピンキリで、良質なチョコレートも販売されていますが、そのような商品は大抵値も張ります。①②③の条件を満たして、なおかつ100円ちょいの値段というのはかなりのコスパだと思います。
安さの理由は謎ではありますが、よくよく見ると「原産国名:韓国」と記載があります。輸入商品である点が安さの理由の一つなのかもしれません。(とはいえ韓国なので、そんなに安さの要因にならないような気もします。むしろ高くなりそうな気が...)
ちなみに、この商品はなぜかトップバリュの商品紹介ページにこの商品は掲載されていません。安い理由とはまた別の話だとは思いますが、ますます謎は深まるばかりです。。。
ただ、パッケージの表示上は非の打ち所のない商品であり、「マルチトール(とうもろこし):遺伝子組み換えではありません。」とも記載があり、むしろ原材料についてのある程度のこだわりまで垣間見えます。これが本体価格98円というのは驚きです。
HP上にも記載が無い商品なので、もしかしたら取り扱い店舗はあまり多くないかもしれません。ただ、もし興味がありましたらTOPVALU商品の取り扱いのあるスーパー等で探してみて下さい。
TOPVALU(トップバリュ)のPB商品②(主にナッツ系)
以前にもTOPVALU(トップバリュ)商品について書いたことがありましたが、今回もナッツ系商品を中心に紹介させて下さい。
※以下、税込金額は2019年2月時点です。
①「ココナッツシュガーミックス」
ココナッツシュガーミックス -イオンのプライベートブランド TOPVALU(トップバリュ) - イオンのプライベートブランド TOPVALU(トップバリュ)
<名称>菓子
<原材料名>ココナッツシュガーアーモンド[アーモンド(アメリカ)、ココナッツシュガー]、ココナッツシュガーカシューナッツ[カシューナッツ、ココナッツシュガー]、ココナッツシュガーくるみ[くるみ(アメリカ)、ココナッツシュガー]
<内容量>32g
<栄養成分表>1袋(32g)当たり
エネルギー:191kcal
たんぱく質:6.1g
脂質:14.4g
炭水化物
ー糖質:8.4g
ー食物繊維:1.6g
食塩相当量:0.03g
<値段>本体価格158円(税込170円)
※「カシューナッツ、くるみ」の成分を含んだ原材料を使用しています。同じ生産工程で「卵、乳、小麦、落花生、ごま、大豆、鶏肉、バナナ、りんご、ゼラチン」を含んだ食品を扱っています。
ココナッツシュガーを用いたミックスナッツです。原材料欄を見ると、くどい程に「ココナッツシュガー」と書いてますね(笑)
甘い系のナッツはコンビニ等を始めよく見かけますが、ココナッツシュガーを用いた商品はちょっと珍しい気がしたので購入してみました。
メープル風味のミックスナッツ等と比べると甘さは控えめです。その分食べ過ぎも防げそうで、むしろ良い気もしました。
こちらの商品は税込170円(2019年2月現在)です。大抵200円前後が多いコンビニ系の他商品と比べて若干リーズナブルである点も魅力です。
②「黒糖くるみ」
黒糖くるみ -イオンのプライベートブランド TOPVALU(トップバリュ) - イオンのプライベートブランド TOPVALU(トップバリュ)
<名称>くるみ加工品
<原材料名>くるみ(アメリカ)、黒糖(沖縄県産)
<内容量>27g
<栄養成分表>1袋(27g)当たり
エネルギー:173kcal
たんぱく質:3.4g
脂質:14.6g
炭水化物ー糖質:6.4g
ー食物繊維:1.2g
食塩相当量:0.005g
<値段>本体価格128円(税込138円)
※「くるみ」の成分を含んだ原材料を使用しています。同じ生産工程で「乳、小麦、えび、かに、いか、カシューナッツ、ごま、大豆、鶏肉、豚肉」を含んだ食品を扱っています。
ミックスナッツよりくるみ単独の方が良い、出費をもう少し抑えたいという方には「黒糖くるみ」がお勧めです。余計なものが入っておらず、値段も税込138円(2019年2月現在)と手を出しやすい価格設定になっています。
③「カカオ72%の ココナッツシュガーチョコ ココナッツ」
カカオ72%の ココナッツシュガーチョコ ココナッツ-イオンのプライベートブランド TOPVALU(トップバリュ) - イオンのプライベートブランド TOPVALU(トップバリュ)
<名称>チョコレート
<原材料名>ココナッツ(マレーシア)、カカオマス、ココナッツシュガー、ココアバター、ココアパウダー、食塩、乳化剤(大豆を含む)、香料
<内容量>22g
<栄養成分表>1袋(22g)当たり
エネルギー:131kcal
たんぱく質:1.7g
脂質:10.1g
炭水化物ー糖質:6.9g
ー食物繊維:2.6g
食塩相当量:0.1g
<値段>本体価格128円(税込138円)
※「大豆」の成分を含んだ原材料を使用しています。同じ生産工程で「卵、乳、小麦、えび、かに、落花生、いか、オレンジ、カシューナッツ、くるみ、ごま、鶏肉、バナナ、りんご、ゼラチン」を含んだ食品を扱っています。
ローソンでも同様の商品が販売されていますが、こちらのTOPVALU版は量が少ない分値段も安くなっています。(ローソンは32gで税込198円※2019年2月現在。)
余計なものが入っておらず、健康的でありながらも普通に美味しいです。ココナッツが苦手でなければとても良い商品だと思います。
なお、 こちらの商品の製造元は「株式会社タスコフーズ」さんで、ローソン商品とはメーカーが異なるようです。
↓下記サイトで「J873」(パッケージ裏面に記載)で検索するとヒットします。
製造所固有記号検索システム - イオンのプライベートブランド TOPVALU(トップバリュ)
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いずれの商品もリーズナブルだと思いますが、その分袋にチャックが付いていないため、少量ずつ食べる場合は若干注意です。100均の袋止めのようなものがあると良いかもしれません。
店舗によって取り扱い商品のラインナップが異なると思いますが、もしよろしければ探してみて下さい!
TOPVALUには魅力的なお菓子が色々ありますが、個人的には以前紹介した「かんで味わう黒豆」が一番のお気に入りです。
森永乳業「森永とうふ」(常温保存・長期保存可能!)
2019年1月22日に、国内初の常温保存可能な豆腐が発売されました。
それが森永乳業の宅配豆腐シリーズです。「絹ごし豆腐」「お料理向きとうふ」の2種類があります。
商品概要
【共通事項】
<名称>充てん豆腐
<原材料名>丸大豆(アメリカ、カナダ)(遺伝子組換えでない)/凝固剤
<保存方法>常温を超えない温度で保存してください。
<値段>1ケース(12丁入り)1,740円(税別)
【絹ごしとうふ】
<内容量>290g
<栄養成分表示>(100g当たり)
エネルギー:68kcal
たんぱく質:5.7g
脂質:3.9g
炭水化物:2.6g
食塩相当量:0.1g
【お料理向きとうふ】
<内容量>297g
<栄養成分表示>(100g当たり)
エネルギー:62kcal
たんぱく質:6.2g
脂質:3.1g
炭水化物:2.4g
食塩相当量:0.2g
何といっても保存方法の表示が目を引きますね。豆腐にも関わらず「要冷蔵」ではありません。これが日本初です。
森永乳業では以前から宅配で長期保存可能な豆腐を販売していました。今回の常温保存可能豆腐は、従来商品のリニューアル版として発売されています。長期保存はリニューアル前から可能でしたが、保存方法は「10℃以下で冷蔵」となっていました。↓参考:リニューアル前のパッケージ↓
値段は両者12ケースで税抜1,740円なので、1丁当たり税抜145円です。スーパーに並んでいる豆腐もピンからキリまでありますが、それと比べてもそんなに高いという訳ではありません。それでいて常温保存・長期保存可能とあればむしろリーズナブルな印象も受けます。
「お料理向き」の方が「絹こし」よりも地味に7gだけ多く、若干高たんぱく・低脂質です。ちなみにお料理向きとはいっても木綿豆腐のようなものではなく、しっかりとした絹豆腐、みたいな感じです。
賞味期限
なお賞味期限は両者とも、製造から6.4か月(195日)です。自分の場合は1月30日に商品を受け取りましたが、賞味期限は以下のようになっていました。
今回の私の場合は、到着から賞味期限まで5.2~3日、といった所でしょうか。
いつ製造された商品が到着するかは分からない点はちょっと注意ですね。(販売店に事前に問合わせれば教えてくれるかも知れません。)
開け方
紙パック入りの豆腐を開封した経験がある方はあまり多くないと思われますが、上記写真の手順通りに開けると、問題無く綺麗に取り出すことが出来ます。
...私はやたら不器用な事に加え、2種類の豆腐を狭い容器に並べようとしたばかりに事故ってしまいましたが、普通に開ければ問題ないはずです(笑)
ちなみに左が「絹こしとうふ」、右が「お料理向きとうふ」です。(お皿のスペース上、縦向きに並べています。)
見た目では殆ど差がありませんが、やはり「絹ごし」の方が柔らかめではあります。取り出す際に折れてしまわないように念のため注意です。
味
両者を食べ比べてみましたが、「絹こしとうふ」の方が濃厚です。「お料理向きとうふ」はそのまま食べるにはやや淡白というか、さっぱりした印象です。用途に応じて使い分ければ良いと思います。
大豆は外国産で、製造者が乳業メーカーとは言えど侮るなかれです。常温保存・長期保存可能というアドバンテージが無くても十分に戦えるレベルであると感じました。(※あくまで一個人の主観です。)
注文方法
こちらの商品は宅配専用商品のため、スーパー等の小売店では購入出来ません。
森永乳業のホームページor電話により申し込みが必要です。
その後、自宅の最寄りの販売店から折り返しの連絡があります。どうやら森永乳業の本部で受付後、最寄りの販売店にFAXを流すオペレーションになっているようです。
私は1月22日に注文し、30日に商品を受け取りました。1週間以上掛かりましたが、決して品薄だったという訳ではなく、単に私の申し込みが本部から販売店に伝達されていなかったようです。(1週間経っても音沙汰が無かったのでこちらから問い合わせました。)今後の再発防止に期待しています...。
とうふ1種類ごとに1ケース(12丁)単位で販売されていますが、販売店によっては種類の内訳について、柔軟に対応して頂けるようです。
私は「絹ごしとうふ」を1ケース注文しましたが、販売店さんからの折り返し連絡の際に相談した所、うち3丁を「お料理向きとうふ」に変更して頂くことが出来ました。
ちなみに今回の注文は宅配ボックスで受け取りました。常温保存可能な豆腐なので、クール便である必要は無いわけですね。これは地味に有難かったです!
なお送料等の追加費用は発生しませんでした。(お住まいの地域によるとは思われます。)配達員さんと直接お会いしていないため、税込1,879円は同封されていた郵便振替で支払いました。
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今回注文した豆腐の一部は、親戚に「災害用の備蓄にどうぞ」と言って配る予定でいます。私の実家(関西)では、2018年夏の地震で電気・水道がしばらく止まってしまいました。そんな非常事態でも、貴重なたんぱく源として食べられるのが嬉しいですね。
賞味期限が近くなれば、何も起こらなかったことに感謝し美味しく頂こうと思います!
近年は異常気象や災害が相次いでいますよね。1丁あたりの値段ではさほど高いわけでは無いので、もしご興味のある方はお試し下さいね。
森永乳業 宅配ミルク|商品のご紹介|お料理向き 森永とうふ/森永絹ごしとうふ
森永乳業 森永のとうふ|森永とうふのヒミツ
※発売に至った経緯等については、発売前に一度記事にしています。宜しければそちらもご参照頂けますと幸いです↓
www.qaqqar.work
常温保存可能な豆腐が日本で発売!
2019年1月22日に、ある国内初の豆腐が販売されます。
この豆腐は何と常温保存が可能で、賞味期限は何と製造から195日です。
今回はこのプレスリリースにまつわる話です。
※2019/2/2追記※
商品紹介を別記事に記載しました↓
www.qaqqar.work
私は1月22日に注文し、30日に商品を受け取りました。1週間以上掛かりましたが、決して品薄だったという訳ではなく、単に私の申し込みが本部から販売店に伝達されていなかったようです。(1週間経っても音沙汰が無かったのでこちらから問い合わせました。)今後の再発防止に期待しています...。
商品発売の法的背景
従来より日本国内においては、豆腐は冷蔵での販売が義務付けられていました。確かに、常温のスペースで販売されている豆腐を見たことがないですよね。
長らくその状況が続いていましたが、2014年に豆腐業界団体から厚生労働省に「豆腐の保存基準に係る告示の改正に関する要望書」が提出され、長きにわたり法改正の検討が進められてきました。
そして遂に2018年、豆腐の規格基準(厚生労働省)及び食品表示基準の一部(消費者庁)が改正され、 無菌充填豆腐の常温販売が解禁されました。
常温保存可能な豆腐は、規格基準上では「無菌充填豆腐」という種類に該当します。2018年の基準改正により、下記のように文言が修正されています。(一部抜粋)
3 豆腐の保存基準
(1)豆腐は、冷蔵するか、又は十分に洗浄し、かつ、殺菌した水槽内において、冷水(食品製造用水に限る。)で絶えず換水をしながら保存しなければならない。ただし、移動販売に係る豆腐、成型した後水さらしをしないで直ちに販売の用に供されることが通常である豆腐及び無菌充填豆腐にあつては、この限りでない。
森永乳業と豆腐
森永乳業は乳業メーカーですが、実はかなり前から豆腐の製造・販売も行っています。
これは従来の牛乳宅配ルートを生かして豆腐も宅配出来ないかという試みに端を発しています。但し、当時の豆腐の消費期限は牛乳より短く、販売するには商品改良が必要でした。森永乳業は乳製品で培った無菌包装技術を豆腐に応用出来ないかと8年ほど試行錯誤を重ね、1977年に10か月間保存可能な無菌包装の豆腐の開発に成功しました。
ところが、大手メーカーが資本力・最新技術と販売網を駆使して豆腐の製造販売に乗り出せば、中小の豆腐製造業者はひとたまりもありません。そこで当時の全国豆腐商業組合連合会(豆腐メーカーの団体)が、無菌包装豆腐の国内販売中止を求める法案成立を国会に働きかけ、「 中小企業分野調整法」(通称)という法律が成立しました。これにより無菌包装豆腐の販売は大幅に制限されることとなったのです。
豆腐の海外進出
国内での豆腐製造販売が困難になった森永乳業は、海外での豆腐販売を模索することとなり、1985年には米国ロサンゼルスに現地法人「Morinaga Nutritional Foods, Inc.」を設立します。この米国現地法人設立計画を立案・提議した雲田康夫さんという方が、当時の森永乳業社長に自ら現地責任者となることを命ぜられます。かつて米国で一番嫌いな食べ物ナンバーワンにも選ばれたこともある豆腐は、その後雲田氏の長きに渡る奮闘により、アメリカ人の食生活に浸透することとなります。
米国での雲田氏の奮闘記録は「豆腐バカ 世界に挑み続けた20年」(集英社文庫)という書籍にもなっています。後に雲田氏は「ミスター・トーフ」と呼ばれ、 2008年には日本食海外普及功労者として農林水産大臣賞を受賞しています。
森永乳業の悲願?
常温豆腐が今まで国内に流通していなかったのは法的規制によるもので、森永乳業が無菌包装の豆腐を開発したのは1977年のことです。規制が結果的に米国を始めとする海外市場の開拓にも繋がった点もあるとは思いますが、森永乳業にとっては40年越しの悲願だったと言えるのかもしれません。
森永乳業では1989年より宅配専用商品としてロングライフ豆腐を発売していますが、そのシリーズ商品を常温保存可能品として新発売することになります。これにより配送コストの削減(クール便の必要がなくなる)や災害用の備蓄になる(電気が止まっても保存可能)といったメリットが考えられます。
今回は宅配限定での販売(「 中小企業分野調整法」の影響?)ではありますが、日本でも徐々に常温豆腐が浸透していくのかもしれませんね。
個人的には、常温保存可能な豆腐が将来的に海外の被災地や紛争地域にも届けられるようになればいいのになと思います。
<参考URL>
「森永 絹ごしとうふ」 「お料理向き 森永とうふ」 2019年1月22日(火)より全国にて新発売 | ニュースリリース | 森永乳業株式会社
常温保存の豆腐、販売OKに 非常用でも重宝?:朝日新聞デジタル
※常温保存豆腐の製造技術は高度らしく国内で製造可能なメーカーは限られますが、「さとの雪食品」も海外での常温保存豆腐の販売実績があり、今後国内での販売が想定されます。
中小企業の事業活動の機会の確保のための大企業者の事業活動の調整に関する法律 - Wikipedia
<参考書籍>
「豆腐バカ 世界に挑み続けた20年」(集英社文庫)
米国での豆腐市場開拓がいかに大変だったかがよく分かり、かつネタみたいな話のオンパレードで非常に面白い本です。この本を読んだ後で今回のプレスリリースを知ったので、ちょっと感動してしまいました。
本の概要は下記リンクでも少し紹介があります。
アメリカ進出 成功の秘訣6 森乳 雲田康夫 氏
↓NHKで特集ドキュメンタリーが放送されていたみたいですね...再放送絶賛希望です!
トップバリュのPB商品(かんで味わう黒豆/ぱりぱりこまわかめ)
自分の家の近所にイオン系列の大型スーパーが無く行く機会が乏しかったのですが、先日立ち寄った際に、自分のお気に入り商品のプライベートブランド版が存在することに気が付きました。2つ取り上げさせて頂きます。
①「かんで味わう黒豆」
かんで味わう黒豆 -イオンのプライベートブランド TOPVALU(トップバリュ) - イオンのプライベートブランド TOPVALU(トップバリュ)
<名称>味付乾燥黒豆
<原材料名>黒大豆(国産)、砂糖、食塩
<内容量>30g
<栄養成分表>1袋(30g)当たり
エネルギー:111kcal
たんぱく質:7.8g
脂質:3.8g
炭水化物:13.2g
ー糖質:9.8g
ー食物繊維:3.4g
食塩相当量:0.3g
値段:本体価格98円(税込105円)
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個人的には国内最強(暫定)だと思っているお菓子のPB版です。オリジナル商品では、なとりさんの「黒まめおやつ」、サッポロ巻本舗さんの「豆つぶころころ黒豆」などがあります。
<参考>過去の紹介記事↓
「黒まめおやつ」(サイズダウンしてました↓でもお気に入りです。) - Food for Well-being
両商品とも昔は30g入りでしたが、現在は25gにサイズダウンしています。そのため、同じ値段であればこのトップバリュ商品(現在も30g)の方がコスパが良いことになります。
ちなみにこちらの商品の製造元は「サッポロ巻本舗」さんです。消費者庁の「製造所固有記号検索」にて「P56」(パッケージ裏面に記載)で検索するとヒットします。
(商品HPにも「三重県の工場でつくっています」と記載がありました。)
②「ぱりぱりごまわかめ」
ぱりぱりごまわかめ -イオンのプライベートブランド TOPVALU(トップバリュ) - イオンのプライベートブランド TOPVALU(トップバリュ)
<名称>海藻加工品
<原材料名>海藻加工品(湯通し塩蔵わかめ(中国産)、砂糖)、乳糖、醸造風味料(本みりん、食塩)、白いりごま、水あめ、砂糖、食塩/調味料(アミノ酸)、トレハロース、香料
<内容量>13g
<栄養成分表>1袋(30g)当たり
エネルギー:46kcal
たんぱく質:5.3g
脂質:0.5g
炭水化物:5.9g
ー糖質:4.0g
ー食物繊維:1.9g
食塩相当量:0.7g
カルシウム:94mg
値段:本体価格98円(税込105円)
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比較的安価で手に入る健康志向の商品であり、こちらもお勧めです。
この系統の商品もコンビニ等で売られていますが、数10円ほど高いと思います。中身が同じであれば安いに越したことはありませんね。
イオン系のスーパーは毎月20日/30日は5%OFFセールのため、その時にまとめ買いするとさらにお得です。
あと、確かマルエツでも同系統のPB商品が売られていたかと思います。マルエツの方が近所にある場合は、そちらでも良いかもしれません。